カテゴリーアーカイブ 薬・ワクチン

咽頭痛のときのイソジンのうがい

咽の痛いときには,よく,「イソジン」のうがいがでてきますが,通常の風邪の時には,あまりお勧めできません。イソジンは消毒液ですから,正常細胞の細胞毒です。ウイルスの感染時には,咽頭粘膜はただでさえ弱っていますから,ここに,さらに,「イソジン」を振りかけてやると,粘膜バリヤが壞され,ウイルスの侵入を助けているような状態となります。溶連菌のような細菌感染では,イソジン消毒は有効ですが,くれぐれも,通常のかぜでは,イソジンのうがいは,却って毒となりますので,ご注意あれ。どうしても,うがいをしたい方は,緑茶(カテキン)うがいがお勧めです。お水でも十分ですよ。

風邪のひき始めに,速効で直す方法

めっきり寒くなってきました.皆さん,風邪を引かないように気をつけて下さいね.さて,今日は,ちょっと邪道ですが,風邪のひき始めに,速効で直す方法を伝授いたします.葛根湯を常に用意していただき(どこの薬局にもあります),「ぞくぞく」としたら,たて続けに,葛根湯を飲んでいき,ちょっと汗が出てくる程度でやめておきます.私の場合は,飲むときは,3-4包を,短時間で飲むこともあります.小汗がでてくれば,しめたもので,これで,ほぼ撃退できているはず,です.本格的な頭痛や鼻水になってくると,この方法では,間に合わないこともあります.コツは,「ぞくぞく」ときたら,すぐに,この方法を始めることです.お試しあれ.(緑内障や重症な不整脈,前立腺肥大をお持ちの方は,この方法はお勧めできません.ご注意ください)

予防接種Q&A

インフルエンザの予防接種も含めて,各種予防接種のQ&Aの記載あります。ご参考になさってください。リンクを左欄においておきます。
http://www.wakutin.or.jp/

インフルエンザ予防接種始めます。

昨日,保健所情報で,少数ですが,都内インフルエンザの発生がすでに認められているようです。蔓延予防に,当院では10月1日より,通常のインフルエンザ予防接種を始めます(予約制です。あらかじめ,お電話で,ご予約をお取り下さい。)。ご利用ください。なお,公費負担の高齢者予防接種は,小平市は10月15日よりの開始となります。

ややこしい「ウコン」

最近,「ウコン」を健康食品として摂取されている患者さんが,ちらほらいらっしゃいます.ところが,ややこしいことに,「ウコン」と呼ばれている物には大きく分けて,「姜黄(キョウオウ)」,「莪朮(ガジュツ)」,「川玉金(センギョクキン)」と3つの「ウコン」が存在します.
簡単にまとめると,次のようになります.
日本の「ウコン」
●春に花が咲く「春ウコン」=姜黄(キョウオウ),
●秋に花が咲く「秋ウコン」=一般的な日本で云われる「ウコン」=姜黄
●紫ウコン=莪朮(ガジュツ)
中国の「ウコン」=川玉金(センギョクキン)
さて,世間では,よくお酒の飲み過ぎに「ウコン」を使いますが,実はどの「ウコン」を使うかが問題となります.たいていのお酒好きの方は,酒のために,すでにお腹の中に,あり余る熱を持っていますから,温める「ウコン」を飮まれると,かえって体が火照り,場合によっては,肝機能障害を引き起こす原因となります.温める「ウコン」は,姜黄と莪朮,冷やす「ウコン」は川玉金です.飮もうとしている「ウコン」が,どの「ウコン」にあたるか確かめてから,うまく利用しましょう.ちなみに,お酒飲みの方は,「川玉金」を飮んでくださいね.でも,「川玉金」に頼らないような飲み方をしてもらった方が,もっとよいのですが...

認知症の問題行動,小児の発達障害

今日は学会2日目です。本日の発表では,認知症に対する漢方治療で,比較的印象深い発表がありました。認知症といっても,いくつかのタイプがありますが,いずれにしても,漢方薬を使用することで,認知症の問題行動(認知症そのものよりも,介護する方にとっては,こちらの認知症に伴う問題行動の方が大変だと思います)の改善に効果のある報告例が紹介されていました。当院でもすでに,認知症患者さんに同様の処方を内服して頂いておりますが,効果は,半々といったところでしょうか?ただし,安定剤のように眠くならないので,転倒したりせず,誤嚥もしにくくなり,それほど悪くはないと思います。
小児科領域では,発達障害児に対する漢方治療が報告されていました。興奮を抑えるような治療にて,改善効果を認めるとの発表がありました。現在,当院でフォローされている,この疾患の患者さんは,今回発表されているような,一般的に使用されている漢方薬ではありませんが,著効を示し,状態はよいようです。

安定剤のトピック

今日から,広島の漢方の学会に来ています。皆さんに,成果を還元できるよう,勉強してきます。
クリニックを休診してご迷惑をお掛けいたしますが,お許し下さい。
本日の発表では,西洋薬の安定剤の作用が,漢方の成分で,鎮静作用が増強してしまう可能性のあることが,報告されていました。私も,1例そのような症例を経験しています。
お車を運転される方で,眠気の来るおそれあります。ご注意ください。また,ご心配な方は,来院時に御相談ください。