炭水化物制限食と糖尿病性網膜症

炭水化物制限食と糖尿病性網膜症

糖尿病の治療をしていると、よく「血糖コントロールを急激に改善すると、糖尿病性網膜症が増悪、励起される」という、言い伝えが引用され、このため、急激な血糖コントロールはよくない、との話になってしまいます。でも、これは、通常の高インスリン血症状態を維持する、糖尿病管理を行っている場合のことだと考えています。私たちが行っている、炭水化物制限食による糖尿病治療では、いつも急激なHbA1cの改善が、起こりますが、不思議と、この、迷信にでくわすような患者さんは、見あたりません。何が違うのでしょうか?そうです、この炭水化物背制限食では、高インスリン血症の状態にはならないため、インスリンにより励起されてくるVEGFなどの血管新生因子(糖尿病性網膜症の原因の1つと考えられています)が、出てこなくなるため、むしろ、糖尿病性網膜症は予防されてしまっているようなのです。まだ、ちゃんとした論文は発表されていませんが、この治療法は、すごいと、最近また見直しています。

著者について

管理者

管理者 administrator

コメントを残す