「つわり」と「移植時拒絶反応」

「つわり」と「移植時拒絶反応」

最近,「つわり」で悩んで,当院を受診される患者さんがいらっしゃいました.以前,私が,遊学していたころ(10年以上前の話ですが,肝移植の研究に,一時,オーストラリアのブリスベンという田舎町に1年半ほど暮らしていました),私の担当教授が,「つわり」も「移植時におこる拒絶反応」も,同じようなものだ,とよく言っていたのを思い出しました.お母さんの,赤ちゃんに対する,異物除去反応としての「つわり」と考えると,お腹の中で,炎症が起きているようなものなので,この炎症によって引き起こされてくる熱が,東洋医学的には,胃熱として説明されています.つまり,冷やしてあげると,少し「つわり」も治まってくるはず...ということで,少し,涼しげな食品(今だったら,レモンやいちご)を口にすると良さそうです.逆に,温めるもの(生姜やからし,炒め物等)は,少し「つわり」を煽るかもしれません.お腹の炎症は,一時的なもので,免疫的に,赤ちゃんが,その反応を乗り越えますから,そうすると,「つわり」は,徐々に無くなっていきます.この時には,今度は,あまり冷やさないで下さい.

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